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redcircle’s blog

アニメ等の感想を書きます

【アニメ】靖国神社のメタファー!?『龍の歯医者』感想と考察!

2017冬アニメ

独特な設定のアニメ。

意味深な演出。

戦争と生きる意味。

いいねぇ~

 

 

 

前編・天狗虫編

龍の歯医者を見ました

龍の歯医者を見ました。少し龍の歯医者の話をしようと思います。ここからはネタバレ要素ありです。僕は龍の歯医者ってのが医龍的なドラマだと思っていたのでアニメだとわからず見ました(笑)そんなこんなで見た後に色々調べました。

まずアニメーター見本市の話をします。これはドワンゴの潤沢な資金を使って庵野秀明監督を中心としてアニメーター界隈を盛り上げようというプロジェクトです。

最初の『龍の歯医者』は舞城王太郎先生の小説のアイデアをアニメーター見本市で7分間のアニメにしたもののようです。それをさらにNHKのやばいぐらい潤沢な資金を使って1時間枠×2本立てのアニメに仕立て上げたのが、今回BSでも放送されている『龍の歯医者』のようです。(間違ってたらごめんなさい)

ストーリー

彼の国には龍が棲んでいる──
神話によれば、古の人々との契約により、龍は人を助け、人は龍を助けるという…
舞台は “龍の国”。
主人公は、国の守護神 “龍”を虫歯菌から守る新米・歯医者の野ノ子。
隣国との戦争が激化する中、ある日彼女は、龍の歯の上で気絶した敵国の少年兵を見つける。
少年の名はベル。
大きな災いの前に龍が起こすと言われる不思議な現象で、巨大な歯の中から生き返ったものだった。
自らが置かれた状況に戸惑うベル。そして彼を励まし、彼を龍の歯医者として受け入れる野ノ子。
激しい戦いに巻き込まれながら、二人はやがて自らの運命を受け入れて行くことに…
かつてない壮大なスケールで描かれる
冒険ファンタジー!

 

前編あらすじ

主人公の野ノ子は、人知を超えた力で国を守護する“龍”を虫歯菌から守る、新米の“龍の歯医者”だ。ある日、野ノ子は龍の歯の上で、敵国の少年・ベルを救い出す。戦乱のなかで命を落としたベルだったが、“黄泉帰り(よみがえり)”という現象で生き返ったのだった。自らの置かれた状況に戸惑うベル。思いがけず、ベルが“後輩”となったことで、意気込む野ノ子。しかし、“黄泉帰り”とは、大きな異変の前兆だった…。

 

後編あらすじ

新米の“龍の歯医者”野ノ子と、ふしぎな運命で野ノ子たちと出会い、見習いの歯医者となった敵国セルペナーダ育ちの少年・ベル。虫歯菌“天狗虫”の出現でむしばまれ、落下した龍の歯を追い、野ノ子とベルは、戦乱ただなかの地上へと降りたつ。彼らを追うセルペナーダの傭兵たち。そして、腕利きの歯医者でありながら、天狗虫に取り憑かれ、姿を消した柴名。壮大な物語がいよいよクライマックスへ!

NHKアニメワールド 龍の歯医者

解説と感想

脚本が榎戸洋司氏なので「やるべきことは何か」というテーマで見るのが妥当じゃないかと思います。氏が脚本を手がけたSTAR DRIVER 輝きのタクトの、タクト「やりたいこととやるべきことが一致するとき世界の声が聞こえる」というセリフが僕の中に7年くらい突き刺さっているんですが、それを思い出しましたね。

龍の歯医者は構造として、生き返った少年・ベルが少女・野ノ子と出会い、生と死を捉えなおし、自分の生きている意味を考えてエンディングを迎えるといったところでしょうか。しかしベルくんの気持ちは恋未満の何か。

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NHKアニメワールド 龍の歯医者

公式サイト舞城王太郎先生のコメントによるとこのエピソードが主人公・野ノ子の大きな物語のほぼ冒頭に位置するということですが、アニメ単体では少年・ベルくんが生まれそして死ぬというプロットなので、彼の物語として考えた方がブログで書くくらいの分量では語りやすいでしょう。

生きる意味を探すボーイ・ミーツ・ガール&リーヴ

ベルくん視点ならば典型的なボーイ・ミーツ・ガールでしょう。

(というか僕個人としては野ノ子が大好きになってしまい、「この状況で野ノ子が大好きにならないのはおかしい」というアホな恋愛脳になってしまっているだけなので、別にベルくんが恋をしていると思わない人の方が多いと思います……)

生き返った意味はもちろん生き返らせた龍にしかわからないんですが、ベルくんなりには、「自分しかできないことをして死ぬ」という意味のある最期だったんではないかと思います。戦場で敵意を持った人物が死ぬという法則を見抜いた彼は、”絶対に死なない”仇敵の前に立ちはだかり、自分に向けて拳銃を撃たせるように仕向け、間接的に仇敵を殺した…というのはそういうことです。これは決して自己犠牲的な自分に酔っているのではなく、今まで周囲に流されて生きてきた彼の決死の決断だったんだと思います。

野ノ子の変わらない態度

その度に紅潮するベルくんと、いつも自然体で接していた野ノ子は対照的でした。やはり野ノ子は、自分が何をすべきか、どう死ぬかについての運命を受け入れており、色恋という刹那的な感情に興味がなかったんだと思います。野ノ子姉さんという先輩としての立場もあったでしょう。それでいながら↓のような仕草もするし、僕は野ノ子大好きになってしまいました。

f:id:redcircle:20170314182248j:plain(配信よりキャプチャ)

関係性萌え

元気系美少女×薄幸イケメンという関係性萌えそのものの作品ですね~。ちょっとお姉さんぶってる野ノ子がかわいいです。頼りがいがあって全然ブレないので、バブみっすね(笑)

考察(妄想)

単なる妄想の場合もありますが、考察らしいことはしておこうと思います。

戦局は?

大艦巨砲主義的軍艦も出てきましたし、第二次世界大戦くらいの時代設定ですね。人種的には野ノ子側は大日本帝国、ベルくん側はアメリカを中心とした連合国です。地上戦は本土決戦です。日本は本土侵攻を受けていますがなんとか龍の力で持ちこたえているような状況です。

龍とはなんなのか?

龍は空母のメタファーですね。冒頭の軍艦が(龍に)見えない場所から攻撃されていると言っていたので、おそらく航空機を満載にした空母です。つまりこのアニメは航空母艦大日本帝国が独占し無双している世界を描いたものです。

龍の歯=靖国神社

これは一番最初に思いました。戦死した英霊が向かう場所といったら靖国神社しかないですよね。まあ今回は敵兵が靖国神社で生き返るという謎が残されていますが、より平等主義的にどんな国の兵士も靖国で会えるということなんでしょう。神官らしき人々がご神体のように”親知らず”を祀っていました。明らかに神社です。そして軍隊が戦争に利用しているところも同じです。

龍の歯医者=特攻隊??

第二次大戦で死の運命が予め決められていると言えば、まさしく特攻隊のことです。龍の歯医者は死を受け入れながら戦っているのです。これはあまり根拠がないので突っ込まないでください…

ベルくんの拳銃は何の意味が?

ベルくんの拳銃略してベル銃ですが、ベル銃は何度も重要なシーンで登場しています。特筆すべきは、後編冒頭で飛行機に乗った金髪碧眼眼鏡の女性が、ベル銃の写真を持っていた所です。気づかなかった人は見返してみてください。

女性は数十年後…と語っていたので、つまり戦後、資料としてベル銃が何らかの意味を持っていたんじゃないでしょうか。しかし僕はこの意味を読み取ることはできませんでした。まあ考察(妄想)厨に任せるといった演出意図なんでしょうが、ちょっと放任主義すぎますね。

ブランコの特殊能力は?

ベルくんの仇敵のブランコは銃弾が当たらない実質不死身状態でした。不死身キャラの定番として「死にたい」という願望があるので、ブランコも同様、死ぬために龍の”親知らず”を手に入れようとしてたのではないでしょうか。特殊能力は過去に龍にかけられた呪いか何かでしょう。アニメだけではこう妄想するしかないですね(笑)

評価

個人的評価です。

総評

まず冒頭の艦隊戦シーン、艦隊戦がやりたかっただけじゃん!

キャラクター

兵士、龍の歯医者、神官など別々の世界の住人が一堂に会したといったところです。この文化のごちゃ混ぜ感が好きな人は好きかもしれません。柴名姉さんの変身後は使徒みたいな感じになってさすがに世界観に合わないなぁと思いました。何というか、『龍の歯医者』らしいキャラクターの特徴が掴めたら良かったですね。世界観はすごい独特なので。

演出・作画

エヴァやトップ2のような旧ガイナックスの系譜です。ラストシーンはまるでエヴァ破の第八使徒撃退ですね。あと、人物のCGがめちゃくちゃ自然に動いててビビりました。アニメ技術の進歩すごい。

ストーリー

龍の歯医者という特殊な職業に付帯する特殊な倫理観や価値観があり、それに従ってストーリーが展開されていたので良かったです。

設定

設定は曖昧すぎました。煙に巻く感じがエヴァっぽいです。

 

 

総括すると、野ノ子ちゃんが可愛すぎてやばい